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老人保健センター・介護士
田中 幸子さん
「以前、自分自身がカウンセリングを受ける経験をしました。
その病気を克服する際に次に自分がしたい事は何なのか
考えた結果、出た答えが『カウンセリングの勉強』でした。」
 以前、活動していたメールカウンセリングの経験を活かして介護士として施設介護に就き、カウンセリング技術をどんどん活かしていきたいとお話を聞かせてくれました。
1年間の学院生活において、どんなことを学ばれましたか? また何か変化はありましたか?
 基本的な知識はもちろん、人間に向かう人の姿勢、心構えを学びました。また勉強を通して自分自身を見つめなおすこともできましたし、生き直す自信も持つことができました。

現在のお仕事の内容について具体的に教えてください。
 現在、老人保健施設でデイケアスタッフ(介護職)として働いています。毎日、30人くらいのご利用者が4時間〜8時間、施設のデイケアフロアで過ごされます。具体的な内容としては、送迎、健康管理、入浴介助、トイレ介助、食事介助、レクリエーション、カルテ管理などです。週5日勤務の常勤職員として働いています。
 この中では、1対1ではなく大勢の方とのコミュニケーション能力が必要となってきます。コミュニケーション技術でもあるカウンセリング技術を活かしています。ほとんどの人が病気を抱えていて、中には生活面でのかなりの介助を必要とする人も多くいらっしゃいます。介助をするにあたり、人生の先輩である高齢者の方たちを尊重することを常に心がけています。
 通常業務の介助はもちろん、「心の介助」も同時になくてはならないと考えています。カウンセラーの仕事が「心の介助」なら、介護士の仕事は「心と体の介助」だと思います。

カウンセリングをするにあたって一番気をつけている部分はどこですか?
 クライエントの想うこと、言いたいことをまず表に出させてあげること、これが最初にしなければいけない事だと思います。そして、そのクライエントの望むことを実現させるために、「最小限のお手伝い」をすることです。
 介護士の仕事である介助も、ご利用者の力を最大限引き出し、介護師の手助けは最小限にする、というのが原則です。また、返す言葉を丁寧にすること。一度発せられた言葉は二度と戻すことはできません。その言葉が相手を傷つけてしまってからでは遅いのです。内容が大切なのは当然ですが、それを表現する言葉の影響力も常に頭においておくべきだと思います。

カウンセラーとして最初に突き当たった壁はどういったことですか?
 「自分はどうしたらいいのか?」という相談を受けた時にどこまで応えたらいいのか迷いました。
 そのクライエントに対してカウンセラーとしてどう対応すればいいのか、どうありたいのか細やかに訊きながら自分で見つけられる範囲まで見つけてもらい、その先で私の考えを示しました。またその考えに対してクライエント自身がどこまで納得できるのかを一緒に考えました。

就職、独立を目指す学院生に、先輩からメッセージをお願いします。
 講義で学んだ事だけが全てではなく、復習やこれまでしてきた経験も大切だと思います。必ずしもみなさんが体験できることではありませんが、カウンセリングを受ける側の体験というのはカウンセラーにとって大きなプラスになります。みなさんも、カウンセラーになるために、経験はとても貴重なものとなってきますのでひとつひとつの経験を大切にしていってください。
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