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総合病院勤務・心理カウンセラー
鶴田 洋子さん
「定期的なストレスチェックの内容から
職場のストレス要因・個人のストレス状況を分析し、
カウンセリングや管理者へコンサルテーションなどを行っています。」

心理カウンセリングを学ぼうと思ったきっかけを教えてください。
 前職は看護職として働いていましたが、将来の職業生活をどうしていきたいかと考えた時、以前から興味を持ち、また必要性を感じていた心理学を学び、心理職に転職したいと考えるようになりました。

現在のお仕事を教えてください。
 名古屋校を卒業し、現在は名古屋市内の総合病院で職員のメンタルヘルスケアを業務とする相談室に勤務しています。

 仕事の内容は、大きく分けると(1)個人に対するカウンセリング、(2)定期的なストレスチェック、(3)メンタルヘルス教育、(4)各職場管理者へのコンサルテーションの4つに分けられます。

 ストレスチェックは、職場のストレス要因・個人のストレス状況を分析し、メンタルヘルスケアを効率的に実施する目的で行っています。職員の方に、57の質問項目からなるストレス調査票に記入して頂き、外部分析機関に集計を依頼します。戻ってきた結果を個人・職場別に分析・評価し、フィードバックします。ストレスチェックで高いストレス反応を示す職員は、面談の対象とし、早期対応をするためメールで通知し、来談して頂いています。その他の個人カウンセリングは、自主的な相談・管理者からの依頼で実施しています。相談内容は世代によっても傾向が変わってきますが、やはり仕事に関連したことや人間関係などが中心です。

 現在勤務している総合病院には職員の方が1,000名ほどいらっしゃいますが、まだ多くの方がカウンセリングを受けることに躊躇や戸惑いが見受けられます。積極的に相談室を利用する環境や動機づけが不十分なので、職場巡視による観察や声がけ・管理者からの聞き取りなどを行い、相談室の利用促進を図っています。相談室に来談されなくても、廊下や食堂でお会いした時に「こんなことがあり…」などとお話が始まる場合も多く、カウンセリングに対してのニーズは潜在的に多くあると感じています。全職員の方にカウンセリングを受けることは特別なことやネガティブなことではない、ということを根付かせていきたいと考えています。心理カウンセラーとして自分が何をしたいかということより、職員の方々が何を求めているかを見極めていくことが大切だと思っています。

 また、ストレスチェックの結果から職場ごとのストレス原因を把握評価し、各職場の管理者へ職場環境改善のためのコンサルテーションを行います。職場におけるメンタルヘルスケア実践の主体は各職場の管理者でもあります。これをラインケアといいますが、このラインケアの重要性を認識して頂き、連携・協働していくことが大切で、この流れが不可欠だと考えています。職員の方々が色々な悩みを持ちつつも仕事に向かう元気が作れるような環境作りが必要であり、今後、環境へのアプローチにも力を入れていきたいと考えています。

学院での学びの中で印象に残ったことを教えてください。
 授業料が高くて悲鳴をあげてしまったことです。 でも、日本一意義のある学びができたと思っています。座学だけではなく体験を通しての学びが「もっともっと学びたい」という気持ちを刺激しましたし、先生の的確なフィードバックから受けた感動を今でも覚えています。いつの間にか私の中で「この先生のようなカウンセラーになりたい」という思いが強くなっていきました。

 また、「自己一致」という学びには頭をガーンと叩かれたような衝撃を受けました。カウンセリングの専門的な技術というと“相手に提供するもの”というような捉え方が大きかったのですが、自分自身の内面に起きている事と表現している事が一致している事(自己一致)の大切さを学び、カウンセラー自身の自己一致がクライエントへのカウンセリングに大きく影響を及ぼすことを知りました。
 学んでいく中で自分自身を見つめる時間が増えました。これ程自分や人の感情に着目して過ごす時間は今までにないもので、どんどん新しい気付きに出会えることが楽しみでした。

心理カウンセリングを学んでいる学院生、これから学ぼうと考えている方々へメッセージをお願いします。
 皆さんはこれから学ばれていく中で、「資格を取ってもどこでどう活かせばいいのか分からない」「どんな方向へ進めばいいのか分からない」など、次のステップが見えなくて不安を持たれるかもしれませんが、考えるよりまずは“行動”です。行動することで何かが見えてくると思います。

 私は卒業後数か月間、本当に心理職に就けるだろうか…と悶々と過ごしていましたが、「考えてばかりいても始まらない!」と医療、介護系施設、相談施設、一般企業など9か所に直に問合せをし、その他に人材紹介会社にも登録しました。問合せをした中の医療機関に、職員のメンタルヘルス対策を推進し職場を活性化させたい、というニーズがあり、タイミングよく心理職として就職することができました。

 ぜひ皆さんも、恐れずに積極的に動かれ、希望や夢を実現していただきたいと思います。「行動あるのみ!」です。

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