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長野県内市役所子ども相談室 心理相談員
久保田朱美さん
「乳幼児から満18歳までのお子さんのあらゆる相談を行っています」
学ぼうと思ったきっかけは?
 仕事を辞め、子育てで自宅にいるようになってから、年間3万人を超える自殺者、増え続ける児童虐待など、連日報道されるさまざまな事件を見ている内に、「どうしてこんな事件を起こしたのだろうか」と人の心理に関心を持つようになりました。子どもが大きくなった時に「いい世の中になっていればいいなあ」と思ったのが学ぶきっかけです。
 学び始めてから更に興味がわき、悩んでいる人の助けになりたいとも思うようになり、仕事としてのカウンセラーを目指すようになりました。

今のお仕事を教えてください。
 長野県内にある市役所の子ども相談室に平成21年4月から勤務しています。平成19年年9月に市が初めて心理相談員を置き、その後任として採用された2番目の相談員です。
 主に乳幼児健診、保育園・幼稚園の定期訪問、乳幼児保健相談を通して発達心理相談を行っています。また、必要あれば、学校訪問して子供の行動観察をしたり、関係機関と支援会議を開いたり、個別相談して子供の発達状況を保護者と共有したりすることもあります。発達的に問題がある子供に関しては、専門スタッフが揃っている療育グループや医療機関へ繋げていき、関係者全体でフォローしていきます。
 保育園・幼稚園を定期訪問する発育発達相談事業は子ども相談室のメイン事業です。心理相談員の他に保健師、家庭児童相談員、療育コーディネーター、相談支援専門員、教育委員会がチームとなり、事前に園から提出された資料をもとに、担当する子供たちの行動観察を午前中に行います。午後は担任とのカンファレンスです。行動観察からの所見を伝え、該当児童への対応、クラス全体への対応について助言していき、園・市・家庭が協力しながら支援していきます。必要あれば就学後もフォローしていきます。
 虐待相談も同様に関係者全体で支援していますが、心理相談員として虐待者の心理相談を行うこともあります。
複雑な家庭環境の中で育ったアダルトチルドレンや機能不全家族の増加と共に、養護相談は年々増えています。障害相談、非行相談、育成相談においても増加傾向です。家族の中でなんらかの症状や問題を呈している個人(=Index Person)の支援はもちろんですが、大きな心理的負担を背負わされている周囲の支援も必要である場合が多いです。
 全体的には発達心理相談が多く、言葉の遅れ、動きが多い、一人遊びが多い、集団に入れない、友達に手が出る、身体がアンバランス、指示が入らない等が主な内容となり、学院で学んだこと以外の知識も必要となってきます。卒業後はスクールカウンセラーとして活躍したいと考えているのであれば、発達心理は欠かせない分野だと思います。

今後の抱負を聞かせてください。
 子供に関する相談は年々増えており、心理相談員のニーズが高まっていることを感じています。今はニーズに応える為の援助活動を行っていけるよう、日々勉強を続けていこうと思っています。いつかはカウンセリングルームを開けたら・・・という思いはありますが、今は色々な経験を積んで、カウンセラーとしての技術を磨いていくのみです。
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