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臨床検査技師
荒木 直子さん
「『なぜ話しやすいと思われるのか』を整理・自覚できたことで、

 意識的に話しやすい雰囲気を作れるようになり、

 患者様の反応も変わりました。」

心理カウンセリングを学ぼうと思ったきっかけを教えてください。
 病院で臨床検査技師として働いていまして、心電図などの生理学的検査と眼科の検査も行っています。眼科のオペを控えた患者様の不安な気持ちをお聞きしたり、高齢の患者様から病気や治療に対しての心配や不安といった気持ちをお聞きする機会も多くあります。病名や検査に対してのお答えは出来るのですが、心配や不安といったお気持ちに対して上手く対応できないと感じている部分がありました。「患者様のお気持ちの部分に対してもっと良い対応をするために」と、心理カウンセリングの勉強を始めました。

お仕事に「心理カウンセリング」はどのように役立っていますか?
「心理カウンセリング」を学ぶ前と後では変化がありましたか?

 学び始める前までは「患者様のことがもっと分かれば対処ができる」と簡単に思っていたところがありましたが、専門的に学んで、受容の表現、たとえばノンバーバル(言葉以外の表現)や、おうむ返しなど、相手から見た話しやすい雰囲気作りが大切だと感じるようになりました。

 以前は無意識で軽い雰囲気の相槌をうっていたのですが、学院でSV(スーパービジョン)を受けた時に講師の先生から指摘を受けました。指摘を受けた時は半信半疑だったのですが、できるだけ以前の相槌を抑えるように実習を行い、その後SV(スーパービジョン)で客観的に見てみると、以前と比べて聞き手としての落ち着き感や、安定感が出ていることが分かりました。

 仕事の現場でも検査が終わって患者様から「最近からだの調子が…」と話しかけられた時などに、以前は相槌をうって話を聞き会話がそこで終わっていたのですが、心理カウンセリングを学んだ今は途切れずに話が出てくるようになりました。自分なりに話しやすい雰囲気ができているのかな、と自信に繋がっています。

 頷きは得意だと思っていましたが、きちんと勉強して整理してみると発見や驚きがあります。現場でも、患者様からお話がどんどん出てくる、という目に見えた変化があったので、「相手から見た話しやすい雰囲気って大切だな」と実感しています。無自覚でなく意識して行うことで、こちらの想いがより相手にも伝わるのかな、とも感じています。
心理カウンセリングを学んだことで、自分がもっともっと上手に聞けて、理解が出来て、相手に喜んでもらえるようになりたい、という欲求が出てきましたね。

1年間の学院生活においてどんなことを学ばれましたか?
 今まで無意識でやっていたことの意識化ができるようになりました。

 もともと「話しやすいね」と周りからよく言われていたのですが、私自身は無意識で行っていたので、どの部分がどうして話しやすいと感じられるのかが分かっていませんでした。そこで、講師の先生に「人から話しやすいと言われるが、自分では良く分からない。どういうことなのでしょうか」と聞いてみたところ、SV(スーパービジョン)を通して、相手が話しやすいと感じる部分の具体的なフィードバックをもらい、無意識に行っていたコミュニケーションの自覚ができました。

 実はこの頃、学んでいる中で壁に突き当たっていると感じていたのですが、「なぜ話しやすいと思われるのか」を整理して自覚できたことで、色んな事が紐解けて、すっきりと進んだ感じがしました。普段から感じているけれど特に気に留めずに過ごしているような些細なことに焦点を当て、感じていた壁を越えられた経験から、教育分析トレーニングやSV(スーパービジョン)の意味を再認識しました。

心理カウンセリングを学んでいる学院生、これから学ぼうと考えている方々へメッセージをお願いします。
 「相手の話を聞く」ということは、自分自身が自己一致していたり自律的に生きることができていないと、本当の意味で相手を思って話を聞くことができないのではないかと感じています。ただ話をしてすっきりする方ならそこまで必要ないかもしれませんが、悩んでいて何か解決策を欲している方にはそれでは物足りないと思います。話を受ける側が確立され、相手を受け入れる大きな存在であることが必要だと分かりました。

 学びの中で今までの自分になかった新しい視点に出会い、「どうして?」という思いがでてくることもあると思いますが、全部学んでたくさんの引き出しをもらってください。備えた引き出しをどう使うのかは自分自身だと思います。自分のカウンセラー像をすぐに見つけることは難しいことだと思いますが、授業を受け、引き出しを増やしながら過ごせば、最終的に必ず見えてくると思うので、焦らずにゆっくり学んで欲しいと思います。

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