日本カウンセラー学院 学院情報
 
心理カウンセリングとは 心理学・カウンセラー誕生 心理カウンセラーについて 心理カウンセラーの基礎知識
【人名】
心理カウンセラーの基礎知識
【参考文献】
 

心理カウンセラーとは

 
■人の話を聴くということ 〜「相談」と「心理カウンセリング」の違い〜
心理学を教える学校は様々あり、取得できる資格も様々ですが、「人の話を聴く」という一見単純なものを身につける訓練をするところは、意外と多くありません。これは、心理カウンセラーにとって、もっとも重要な技術です。実はこの、誰もが当たり前にできそうな「人の話を聴く」ということが、意外に難しいのです。皆さんは、相手のためを想って相談にのってあげたのに、なぜかうまく行かないことや、かえって相手を困らせてしまったという経験があるかもしれません。また、最初は親切心から相談にのっていても、途中でイライラしてしまったり、面倒くさいと感じてしまうことがあるかもしれません。なぜそのようなことになってしまうのか、そして、「人の話を聴く」心理カウンセラーの技術とはどのようなものなのかについて、簡単にご説明します。
 
うまくいかない相談
あなたは、相談にのる=「相手の問題点を教えてあげる/解決方法をアドバイスしてあげる」ことだと思っていませんか? 確かに適切なアドバイスは問題解決への近道なのですが、相手が悩んでいるときに、「△△が問題だ……」「○○すればうまくいくのに……」など、アドバイス“だけ”をすると、相談者に、
  ・分かっているけど、できないから困っているのに……
  ・話を聴いてもらえず、“ああしろ”“こうしろ”ばかり言われた……
と受け取られてしまうことがあります。そして、「相手を何とかしてあげたい」という気持ちが強ければ強いほど、アドバイスがうまく活かされないときに、「せっかくアドバイスしたのに……」「どうして分からないんだ!!」などと相手を批判したくなってしまうものなのです。
 
心理カウンセラーの「聴く技術」
心理カウンセラーは、相談者の話を聴くときに、「何とかしてあげたい」という自分の気持ちではなく、相談者の気持ちを最優先します。相手を尊重し、相手の置かれている状況や考え、感じていることなどをそのまま受容する(受け止める)のです。相談者は、悩んでいることで自分に対して否定的な気持ちになっています。その気持ちをそのまま受けとめることで、「本当に自分のことを分かってもらえた」という手応えや安心感を得てもらうのです。
心理カウンセラーは、まずは相手の言うことをそのまま受け止め、理解を示し、相談者が前向きに自分の問題に取り組むことができるようになったところで、相談者自身が持っている解決策や他の人からのアドバイスを活かせるよう援助をしていきます。
「相手のために……」というあなたのまごころを適切に表現する技術――それが心理カウンセラーの「聴く技術」なのです。
 

■「話を聴く」だけじゃない心理カウンセラーのアプローチ
クライエントへの心理カウンセラーのアプローチ法
 
心理カウンセリングでは、
  ・相手を尊重し受容する(来談者中心療法のアプローチ)
  ・解決能力に注目する(ソリューション・フォーカスのアプローチ)
を基本としてクライエントと接します。また、本人も自覚していないこころの働きを知るための精神分析、行動科学、認知モデル、 個人のこころのみでなく、環境との関わりをも視点に入れた交流分析、家族療法など、より広く深い人間理解にもとづくアプローチがとられています。
 

■心理カウンセラーの技術の活用範囲
このような心理カウンセラーの技術・知識は、悩んでいる人・病んでいる人がマイナスからプラスへ機能回復するために提供されるだけではなく、健康な人が、プラスをよりプラスに能力向上していくためにも応用されています。
クライエントへの心理カウンセラーのアプローチ法
 
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